EURO2008 オーストリアはドイツに勝てるか？

大会７日目　グループC第２節
イタリア 1-1 ルーマニア
オランダ 4-1 フランス

オランダはまたも大爆発でグループ１位通過決定！グループＣの２位争いは混戦に。



昨夜のオーストリアｖｓポーランド戦について、何人かのオーストリア人と話す機会がありました。
やはり前半の３度のビッグチャンスを逃したことを悔やむ声が多かったです。
「３－０で勝たなければいけなかった」と。
（オーストリアにとって３－０で勝つこと自体がとても大変なことではありますが）
ちなみに、３－０で勝っていれば次のドイツ戦では引き分けで準々決勝進出が可能だったのです。
次のグループリーグ最終戦でドイツに勝つことが必要となってしまいましたが、
最後に引き分けに持ち込んで希望は残ったという点ではもちろんポジティブでした。

こちらのテレビや広告では「Cordoba'78」という文字や言葉が大会前から度々出てきます。
これは１９７８年ワールドカップ・アルゼンチン大会、Cordobaで行われたオーストリアｖｓ西ドイツ（当時）で
オーストリアが３－２で勝利したことを指しています。

かなり昔の話ですが、「ここ最近は弱いけど、こういうこともあったよ」ということを訴えているようです。
ドイツとの最終決戦を控えて、この言葉の使用頻度が上がるかもしれません。
実力的にはかなり厳しい状況ですが、オーストリア人はドイツ人には非常に複雑な感情を抱いており、
いつも以上に燃えるでしょう。地の利を生かして前評判を覆すことができるでしょうか。
もしオーストリアが勝ってドイツを敗退に追い込むようなことが起きたとしたら、これはEURO史上に
残る番狂わせとして深く歴史に刻まれることになるでしょう。